English / Japanese

Top    組織概要    研究活動    スタッフ    配布資料    ニュース    リンク


 
平成13年10月10日発行
 
「有明海」地域コンソーシアム研究採択

農水省の外郭団体である生物系特定産業技術研究推進機構から「有明海における底質改善と底棲生物回復のための技術開発」をテーマに研究補助を受けることになりました.

技術コーディネータには,ILTの林重徳教授があたります.研究共同体は,ILT,佐賀県有明水産振興センター,(株)ワイビーエム,日本建設技術(株),松尾建設(株)の5研究機関で構成されます.期間は5年間です.

浚渫する底泥を用いた潜り囲壤堤(海面下に設置し,一定面積を囲い込む堤防)工法,底質改善材料,干潟耕耘機械の開発などを含むシステムを開発し,有明海北部において底棲生物生息場としての漁場再生のための実証調査研究を行います.有明海における底質改善事業が創出され,潜り囲壤堤内での底棲生物の回復が期待されます.

 
センター関係者の論文賞受賞相次ぐ

平成12年度に三浦元センター長が土木学会論文賞,三浦元センター長・柴助教授共著の論文が国際ジオシンセティクス学会日本支部賞を受賞されました.平成13年度には甲本副センター長が農業土木学会学術賞を受賞されました.先生方の長年にわたる研究実績が高く評価されたものです.お喜び申し上げます.

 
低平地市民フォーラム開催のご案内

我々の住む佐賀平野は,有明海との関連の中に生まれ,成長してきました.佐賀の先人達は,佐賀平野にどのような生活を築き,有明海とどのように付き合ってきたのでしょうか.有明海が社会的事件として捉えられている今だからこそ,歴史的視点から“低平地と有明海の過去・現在・未来”について市民の皆様とともに考えたいと思います.多くの皆様のご参加をお待ちしております.

日時 平成13年10月26日(金)13:00〜17:00
場所 佐賀県美術館ホール
内容

特別講演「有明海と佐賀平野」

講師:杉谷 昭 氏 (久留米大学大学院教授)

パネルディスカッション「低平地と有明海の過去・現在・未来」

座長:荒牧 軍治 氏(佐賀大学低平地研究センター長)

話題提供

  • 「有明海岸堤防の現状と今後の課題について」 渡辺 潔 氏 (佐賀大学名誉教授)
  • 「筑紫平野における弥生社会の成立と展開」 高島 忠平 氏 (佐賀女子短期大学教授)
  • 「低平地と有明海の将来像」 大矢野 栄次 氏 (久留米大学教授)

質疑応答・自由討論

 
LORA個人会員の加入状況

個人会員有料化に伴い改めて個人会員の申し込みを受け付けています.現在の申請者数は75名です.まだ申し込みをされていない方は事務局まで.

  • LORA事務局(佐賀経済調査協会内)
  • TEL:0952-26-8193,FAX:0952-22-8882
 
有明海研究プロジェクト(低平地クラスター)

7月24日に,低平地クラスターに参画される学外研究者との研究打合せを行いました.ネットワーク重視型学際的研究組織を目指すこのクラスターは,着々と体制が整っています.大野啓一助教授(横浜国大,植生,景観保全,生態学);松正雅俊講師(岩手医大,底棲生物,環境);大石京子助手(九大,底泥,水質環境)

 
都市工学科,ILT公開講座開講される

ILTは,都市工学科と協力して,「地方都市における都市計画の一大転換とまちづくりの未来―都市マスタープランの方向性」と題する公開講座を開催しました.10月1日から連続5日間開かれた講座には,自治体の都市計画担当者,民間技術者およびまちづくりに関心の高い市民が多数参加し,講師陣と熱心な討議が繰り広げられました.

 
H13年度プロジェクト研究公募結果

平成13年度のプロジェクト研究の申請は15件あり,下記のように10件(総額320万円)が採択されました.

氏名 所属 研究名
大串浩一郎 佐賀大学 リモートセンシングを用いた有明海の水質モニタリング手法の開発
岸原信義 低平地研究会 佐賀平野北部における成富兵庫の治水遺構に関する研究
後藤隆太郎 佐賀大学 小規模な住居単位とその集積に着目した低平地都市の居住環境に関する研究
根上武仁 佐賀大学 自然堆積粘性土の微視的土構造について
溝田智俊 岩手大学 有明海沿岸地域における栄養塩類の循環機構―複数の安定同位体による解析
陶野郁雄 国立環境研究所 大深度地下水揚水による地盤沈下に関する研究
大谷聡 佐賀大学 バリ島におけるイスラム系住民の低平地居住の実態に関する研究
Suwasa K チェンマイ大学 上・下方向流ウェットランドシステムによる豚舎排水の窒素除去
武田淳 佐賀大学 日韓の低平地における水族資源の採捕・利用技術に見る固有性・伝統性・変異性に関する人類学的共同研究
呉文経 北京工業大学 杭−底盤系基礎の荷重分担に関する研究
 
「歴史専門部会」活動計画

5月の活動報告会以降の追加計画です.

  1. 平野部における平城築城技術について再検討する
  2. 筑後地方の丘陵地帯の古墳群(八女・黒木地方)と河川の流下状況と生産地帯としての平野部との関連(研究会実施)
  3. 有明海と佐賀・筑紫平野との相互関係の歴史的展開.過去の研究誌をたどる.
 
市立図書館にて展示会「暮らしと文化専門部会」

暮らしと文化専門部会は,研究者中心の他の部会と違って,一般市民で構成しており,誰でも自由に参加できる部会です.この部会は,「低平地研究会」の市民向け窓口という役割を持っています.

今年度は「自転車のまちづくり」の他,低平地特有の「音」をはじめとする文化の研究も行っていきます.

また,10月10日〜28日,低平地研究の現状を市立図書館で展示し,低平地研究会の活動を市民にアピールします.お立ち寄りください.

 
「地域デザイン特別部会」のご案内

全体のテーマは,「低平地の特質を生かすまちづくり」です.低平地の特質を考え,具体的な対象地なども扱いながら,地域デザインの勉強を行います.

まずは,佐賀平野の産業に着目し,佐賀平野の米,水そして酒造りの歴史と技術,さらに酒蔵が集積している鹿島市浜町などを対象に,まちづくりの可能性について考えます.

「佐賀平野の米,水,酒,そして酒蔵」
日時 10月24日(水)19:00〜21:00
場所 佐賀大学 DC棟2階 多目的ホール
講師 小金丸 和義 氏(工業技術センター)
連絡先 部会長 三島 伸雄 TEL:0952-28-8703
 
平成13年度地盤専門部会の活動

より高度な地盤情報の集積とその利活用を考えて活動を行ってきています.去る7月18日には,信州大学梅崎先生をお招きし,RIコーンと真空圧密工法についてお話しいただきました.次回は12月中旬を目処に,地盤調査法に関する第一線者を佐賀にお招きしてセミナーを開催する予定です.