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平成15年5月27日発行
 
地域コンソーシアム全体会議の報告

平成13年度10月より開始した大型プロジェクト研究・地域コンソーシアム「有明海」も今年度で3年目を迎えます.10月には生研機構による中間審査がなされる予定になっており,今後の研究を左右することとなりそうです.このような状況の中,今年度第1回目の全体会議が平成15年4月15日(火)10:00から菱の実会館にて実施されました.会議には,当研究プロジェクトリーダの古谷氏を交え,現在までの進捗状況と共に本年度研究目標,さらには中間評価に向けた議論が活発になされました.また,5月27日(火)には本研究主査の門谷氏(北大教授)による視察も行われる予定です.

 
ILT運営委員の紹介

4月に運営委員が下記のように再・改選されました.任期は平成17年3月までです.

  • センター長 
     林 重徳教授(ILT)
  • 副センター長
     荒木宏之 教授(ILT)
     武田 淳 教授(農学部)
     外尾一則 教授(理工学部)
  • 運営委員
     柴 錦春 助教授(ILT)
     山西博幸 助教授(ILT)
     日野剛徳 講師(ILT)
     石橋孝治 教授(理工学部)
     宮島 徹 教授(理工学部)
     取出伸夫 教授(農学部)
     林 信行 助教授(農学部)
 
平成15年度低平地研究会運営委員会の報告

平成15年5月9日(金)10:00から佐賀大学理工学部6号館2階多目的ホールにて平成15年度低平地研究会運営委員会が開催されました.運営委員会では,低平地研究会の運営に必要な事項について検討する最終議決の場であり,毎年年度初めの会議で前年度の活動実績,当年度の活動予定および決算・予算について話し合われます.今年度は昨年度より会長に就任した権藤幸彦会長のもと,出席者18名にて会議は進められました.会議では,昨年9月盛会に終わった国際シンポジウムISLT2002や低平地市民フォーラムをはじめとした研究会活動報告がなされました.今後はさらに研究会の活性化に努め,資金獲得も含めたさらなる活動を目指すことが確認されました.

 
平成14年度低平地研究会活動報告会の報告

先に行われた運営委員会に引き続き,同所にて13:00から平成14年度低平地研究会活動報告会が実施されました.活動報告会には100名近くの参加者の列席を受け,権藤会長の挨拶の後,熊本県立大学教授・堤宏明氏により「有明海の生態系の異変とそのメカニズムについて」と題した特別講演が行われました.講演では,熊本地区でのアサリの激減やノリの生育不良などの原因とその改善策についての調査報告をもとに有明海研究の最新の情報をご提示いただきました.また特別講演に引き続き,荒木運営委員長から低平地研究会の前年度および今年度の研究会活動について報告がなされました.さらに,研究会の学術部門として設置している各専門部会(6部門)からの活動報告を受け,閉会いたしました.今年度も昨年同様,低平地研究会へのご理解・ご協力をお願い致します.

 
三浦哲彦教授のご退官に際して

三浦哲彦教授(元ILTセンター長)は,去る3月31日,定年により退官されました.関係各位に変わり,これまでのILT・低平地研究会・国際低平地研究協会に対するご尽力ご貢献に心からお礼申し上げます.三浦先生は,ITLのみならず大学運営にも積極的に尽力され,また,教育・研究面でも多大の業績を残されました.これらの結果として,佐賀大学からはご退官に伴い名誉教授の称号が与えられる予定です(5/30授与式).三浦先生は,4月から(株)軟弱地盤研究所を設立され,今後は産の立場として軟弱地盤研究に一層精力的に取り組まれるとともに,佐賀県における技術者,特に若手技術者の養成に力を注がれる決意でいらっしゃいます.今後益々のご健勝ご活躍を心から祈念いたします.

 
ユドビール(Yudhbir)客員教授の着任

平成15年4月1日から平成15年9月30日まで,ILT客員教授としてユドビール先生が着任されました.ユドビール先生は1969年アメリカ,コーネル(Cornell)大学工学博士を取得され,インド工科大学(IIT)カンプール校に在籍されました.1975〜1997年はIITの地盤工学科教授を務めながら1987〜1988年はアジア工科大学(AIT,タイ,バンコク)教授を併任されました.1997年にIITを退職後,IITカンプール校のインフラストラクチャー整備・管理研究センターの顧問として活躍されています.ユドビール先生の研究領域は,軟弱地盤の力学的特性,地すべりメカニズムと安定解析などです.ILTに滞在中の研究テーマは「有明海底質の物理化学特性および堆積・ポスト堆積環境の影響」です.また,滞在期間中月1回,粘土の力学特性などに関する特別講演を予定しています.

 
客員教授高教授離任

ソウル国立大学から客員教授としてお招きしていた高哲煥教授が3月31日をもって離任されました.着任中は佐賀県沿岸干潟での現地調査を毎月行い,干潟付着珪藻の生物量と生産に関する研究を精力的に実施されました.また,滞在中に,「Report on the 'Biomass and Productivity of Microphytobenthos on the Tidal Flat of Saga Prefecture, Japan'」を執筆され,センターの取り組む有明海研究に大きく貢献されました.高教授の今後益々のご健勝ご活躍をお祈り申し上げます.

 
歴史部会報告

歴史部会では,佐賀平野東部の水利慣行について事例研究の集録を四ヵ町村史からの転載の許可を得て一冊の研究資料としてまとめ,出版しました.結論は水(自然)との調和・秩序の工夫です.15年度は,この資料をもとに北茂安町・久留米市地域の比較研究(治水・用水)を中心に推進したいと考えています.また,里道・橋梁も視野に入れたいと思います.

 
中国三峡ダムの建設と環境への影響に関する特別講演

NPO法人技術交流フォーラムと低平地研究会地盤専門部会の共催で,平成15年3月29日の10時から2時間,佐賀大学都市工学科1番教室にて,中国ジオシンセティックス学会理事長(元中国長江水理科学研究院長)包承鋼先制の特別講演が開催されました.

三峡ダムは世界最大の水理プロジェクトで,1994年12月機構,2009年完成予定です.このプロジェクトは,洪水防止,発電および航運条件の改善などの総合利益がある一方,約百万人の移民,生態系への影響および文化遺産の水没などの問題点が挙げられています.

佐賀と福岡の技術者約60名の参加があり,活発な質疑応答が繰り広げられました.

 
WWF3への参加

第3回世界水フォーラムが滋賀,京都,大阪で3月16日から23日まで開始されました.それに呼応した佐賀での活動にILTとLORAも中心的な役割を果たしました.同14日の佐賀会議には69団体約700名が参加し,活動報告の後に水のダイナミックマネージメントを含む佐賀水宣言を採択しました.その成果を滋賀会議でも報告し,本会議の水管理宣言にも私たちの提言が反映されました.また,佐賀会議をきっかけに「佐賀水ネット」も設立されます.

 
暮らしと文化専門部会報告

暮らしと文化専門部会は,低平地研究会の市民向け広報も役割の一つと認識しています.

平成14年度では,3月1日から3月23日までの佐賀市立図書館の2階ギャラリーにおいて「低平地展」を開催し,低平地研究会とILTについて市民向け広報に努めました.

また,自転車のまちづくり,低平地と市民生活などについての研究会も行いました.