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平成16年2月17日発行
 
コンソーシアム中間審査

平成13年度より開始した地域コンソーシアム「有明海」が3年目を迎え,中間評価のためのヒアリングが,平成15年12月12日(金)13:30〜16:30に,生物系特定産業技術研究支援センター大会議室で行われました.選考・評価委員会には,児玉徹委員長(東京農業大学名誉教授),門谷主査委員(北大教授),菊池泰二専門委員(九州ルーテル学院教授)および楠田哲也専門委員(九大教授)とともに,生研センターから小林副理事をはじめ古谷研究リーダを含む11名の理事,担当者が列席されました.20分間の技術コーディネータ(林)としての中間成果説明・質疑応答の後,佐大低平地センター(林),松尾建設(松尾),ワイビーエム(内藤),日本建設技術(田中)および県有明水産振興センター(大隈)が,それぞれ15分間の説明を行い,おのおの5分間の質疑応答が行われました.

中間評価の結果が,平成16年2月10日付けで通知されました.全ての評価項目について評点3の厳しいものでしたが,減額されることなく当初の計画通り平成17年度まで継続されることになりました.

 
ムルティ―先生特別講演

ILT客員教授ムルティ―先生による大学院生を対象とした特別講義が,平成16年1月13日,20日および27日の3回にわたって行われました.ケンブリッジ学派のクリティカル・ステイト土質力学の理論から数値解析の応用と課題まで,パワーポイントとプリントを用いて,先生の人柄を表す厳しさとともに身振り手振りでユーモアを交えながら,分かりやすく講義されました.毎回,15〜18名の大学院生が受講しましたが,英語での講義だったこともあって,ほとんど質問がでなかったことに,ムルティ―先生は苦言を呈しておられました.なお,ムルティ―先生は,今後,Raft&Pile工法に関する共同研究の実施や投稿論文の作成等とともに,3月4日(木)には九大大学院地球環境工学科でも特別講演をされ,4月1日にご帰国の予定です.

 
地盤・環境調査に関する講演・講習会の開催

平成16年1月20日(火)から21日(水)にかけて,ILT,地盤専門部会,佐賀地区活動,NPO技術交流フォーラムの共催で,地盤・環境調査に関する講演・講習会を開催しました.(独)港湾空港研究所田中洋行博士,(株)親和テクノ中村六史博士,九州大学下山正一博士ら地盤・環境調査に関する第一線でご活躍の方をお招きし,ILTからは柴助教授と日野講師が参画して講演会を実施しました.

続く講習会では,下山博士を中心にボーリング観察方法とその結果の解釈について講習を行いました.2日間にわたり,延べ70名のご参加をいただきました.後援会では最近の地盤・環境調査にまつわる様々な問題が取り上げられ,解決に関する手段の一つは堆積当初の地盤・環境をいかに把握できるかが鍵,との見解に達したと思います.講習会では,砂礫層における酸化還元環境の変化が注目されました.講習会では野外で実施したため,参加者各位には寒い思いをさせていしまい,大きな反省点でした.

 
低平地に関する国際シンポジウム(ISLT2004)

国際低平地研究協会,ILT,アジア工科大学とタイKasetsart大学が共催する標記の国際シンポジウムは,2004年9月1日〜3日,タイのバンコクで開催します.多数の論文投稿と会議の出席をお願いします.主な日程は以下のとおりです.

主な日程

  1. アプストラクト締切:2004/2/28
  2. 論文採用通知:2004/3/31
  3. 最終論文締切:2004/5/31

日本側連絡先:低平地研究センター ISLT2004事務局 TEL:0952-28-8582 FAX:095228-8189

 
低平地研究No.12の発行

去る平成15年10月に,低平地研究No.12を発行しました.最近の発行時期は毎年8月を目指していましたが,編集計画のずれをはじめ,大学統合,独法化の到来の余波もあって,上記の月に落ち着きました.No.12は環境問題,都市環境等を中心とする内容に仕上がりました.関係各位のご高覧ご興味をいただければ幸いです.佐賀邸平地では,有明海沿岸道路の建設計画等を契機に,防災センター時代取り組んだ調査・設計・施工等の問題に関してふたたび関心が寄せられてきています.今後これらに関する内容の掲載にも努めていきたいと思います.一層のご理解ご支援のほど,よろしくお願いします.

 
アメリカ・フロリダ半島の水管理視察

ILT山西助教授,フロリダからの報告

昨年11月半ばにフロリダ半島の流域管理をしている5つの水管理局の1つである南フロリダ水管理局(SFWMD)にて話を伺う機会を得ました.SFWMDは主にエバーグレイズ(Everglades)の生態系に配慮した水管理を大規模に実施しています.エバーグレイズとは文字どおり,広大な湿地帯を意味しており,オキチョビー湖からフロリダ湾やメキシコ湾に至るまでの平坦な流域をさしています.ところがこの一帯を縦断する形で建設されたインターステート75(高速道)によりオキチョビー湖から下流側の生態系が破壊され,流域の洪水調整とともに生態系を配慮した水管理を実施するに至ったようです.そのほか,オキチョビー湖から南に広がる農耕地から排出されるリンの大規模な浄化湿地施設(STA)の運用など,多くの情報が得られました.ぜひ一度,世界地図を開いてどの辺りの話なのか見てください.

 
暮らしと文化専門部会
  • 研究会の報告
    去る1月30日(金)エスプラッツ3階の交流センターホールで,平成15年度第1回目の研究会を開催しました.
    講師は(株)よかネット(地域計画,再開発等のコンサル)の元社長で糸乗喜氏
    佐賀市の状況に詳しく,独特の感性を持つ糸乗氏に,低平地という特異な地形を活用したまちづくりの在り方,地域活性化の考え方を話してもらいました.
  • 今後の研究会の開催予定
    今年度中に,後2回程度研究会を開催予定.講師には,通訳として国内のみならず,世界各国を飛び回り,多くのまちづくりを見てこられた佐賀市在住の土井美智子さんや,つい先日,生涯一記者を全うしてNHKを退職された柳原さん,武雄テレビの社長として我が国における地域情報下を長年にわたってリードしてこられた原隆司さん,名尾和紙の職人として,佐賀における和紙作りの伝統を受け継いでこられた谷口さん等を考えています.

研究会にはどなたでも参加できます.

お問い合わせ:佐賀市役所まちづくり推進課 池田 TEL:0952-40-7531 FAX:0952-26-6422

 
地域デザイン専門部会

LORA地域デザイン部会は,2001年度からの2年間,九州芸工大学,熊本大学,久留米工業大学との共同調査で塩田町塩田津の伝統的建造物群保存対策調査を行ってきました.「塩田津」と称することにしたのは長崎街道の宿場町としての性格に付け加えて,有田に運ぶ天草陶石を荷揚げしていた「津」としての性格が特徴的であると判断されたからです.国指定重要文化財である西岡家をはじめとする伝統的町家では,塩田石工による石垣・石段が旧塩田川に対して築かれており,その歴史を偲ぶことができます.