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■特別顧問 権藤幸彦氏のご功績を讃えて
権藤幸彦 特別顧問
権藤幸彦特別顧問のご逝去を悼む

低平地研究会
会長 緒方 耕治

 平成27年2月17日に権藤幸彦氏のご逝去の報を受け、愕然といたしました。一昨年仲間 たちの集まりの席で、突然病魔に冒されていることを平然と告げられたところですが、持ち前の豪放磊落の気質で病魔を克服されると信じていました。術後も低平地研究会やその 他の会合でお会いした時徐々に回復されておられるご様子で安心していたところでの訃報 で私たちの大先輩・師でもあった権藤前会長のご逝去は世の定めとはいえ、偉大な後ろ盾、 目標を失った感が致しました。

 権藤会長は大学の先輩であり、県土木行政も同じ道を進み、この低平地研究会会長としてまた県行政の偉大な先輩として私の師でもあった権藤会長への想いを述べさせてもらいます。

 権藤会長の業績は枚挙するまでもなく皆様ご承知とおりであり、県行政での業績では土木技術者のトップとしてあらゆる面で活躍され、特に低平地の防災対策への想いは強く、県内の治水対策、利水対策の先駆者、指導者として嘉瀬川ダムの建設、低平地排水対策基本整備計画の策定など現在の低平地対策の基礎を築かれました。土木技術者としての技術力に裏付けされた強い信念のもと何事にも積極的に対応され“ 佐賀県に権藤あり” と謳われる存在でした。

  一方、仕事を離れれば面倒見の良い、気さくで頼りがいのある存在であり、酒を酌み交わしたり、麻雀、ソフトボール、ゴルフに興じたりされていました。しかもその飲みっぷり、スピーディなプレイ振りは豪快で痛快であり、書道、絵画の腕も素晴らしくそのバイタリティには驚かされていました。

 退職後も佐賀空港の開港、鑑真和上顕彰会の遣唐使船レース開催を企画されるなど多くの分野で貢献され、栄えある瑞宝章の叙勲に浴されるなど地域社会のリーダーとしても活躍されておりました。

 この研究会の会長としても活躍いただいたところですが、これからのこの低平地の治水対策・地域づくりには産官学連携した研究・取り組みが必要との強い思いから元会長宮ア善吾氏とともに奔走され、佐賀大学低平地沿岸海域研究センターの前身である「佐賀大学低平地防災センターの設立」「低平地研究会の創設」に大いに貢献され平成14年4月から25年4月までの9年間会の会長として現在の研究会の発展の礎を築いていただいたところです。

 今後とも会員一同、権藤前会長の意志を引き継ぎ低平地の多くの課題に取り組み佐賀県の振興、発展に寄与できるよう研究を重ねて行きたいと思います。

 

合掌

平成27年5月

(低平地研究,No.24,p.3,2015.より抜粋)

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