ただ今のページは /第1回GEO・ECOコミュニケーションズ活動 です
トップページ
1.ボーリング位置図

2.堆積当初の地盤環境の復元一覧

3.堆積当初および現在の地盤環境の比較

4.各コアの鋭敏性圧縮性

5.各コアの設計定数

6.各コアのe-logp曲線

7.コア記載と粒度組成透水性の関係

平面区分

地盤環境特性一覧

第1回低平地研究会地盤専門部会
「GEO・ECOコミュニケーションズ」議事録

日  時:平成18年6月29日(木) 18:00-20:20

場  所:佐賀大学理工学部6号館2F 多目的セミナー室

参加者(順不同):

日野  剛徳 佐賀大学低平地研究センター
真崎  照吉 松尾建設株式会社
片渕  太雅 株式会社親和テクノ
古賀  浩史 株式会社親和テクノ
島内  明 株式会社島内エンジニア
中村  六史 株式会社親和テクノ
上保  繁幸 基礎地盤コンサルタンツ株式会社
福岡  仁   朝日テクノ株式会社
喜連川聰容 株式会社軟弱地盤研究所
山下  武志 日本地研株式会社
野村  正二 日本地研株式会社
永池  誠一 日本地研株式会社
今村  敬   佐賀大学低平地研究センター

1. 開会の挨拶(低セ・日野)

2. 参加者自己紹介

3. 配布資料の説明

 チューブファイル
 GEO・ECOコミュニケーションズ名簿
(資料1)平成18年3月28日開催 地盤専門部会戦略会議議事録

当日資料

(資料2)当日資料・A4サイズ
(資料3)「基準コアの位置」・A3サイズ
(資料4)「計画路線域における地盤環境・土質特性の平面区分」・A3サイズ

4. 会の趣旨説明

・低平地研究会地盤専門部会活動について、06/03/25に議論された。

・部会活動にもとめられるものとして、高度情報の共有、人材ネットワークの形成、会の低敷居性、活動の原点回帰、参加者が情報発信者/収集者となること、ソフトな雰囲気で実施できること、参加者同士の情報伝達/収集の技術向上を目指す、といった点が挙げられた。

・佐賀地域では、地盤系の技術者集会が複数催されているので、本会はそれらとの差別化をはかり活動を行なうこととした。本会での成果として、他のグループに対して様々な提言を行なうことも目的として含むこととした。

・会員の規模としては、20-30名程度の規模とし、低平地研究会の広報を通して、または、本会の参加メンバーの呼び掛けによって募集するようにする。

・本会は1月毎に1回の開催を行うものとし、当面2ヶ年継続するものとする。

・会の形式としては、各回話者が提供した話題について討議を行うものとする。話題提供者はその回のテーマに関連した資料を必要があれば準備することが求められる。年間の活動成果として、討議された諸問題について結論・総括を行うことはしない。

・本会の活動報告については、報告書などを特に作成することはないが、部会長においては低平地研究会活動報告において、「GEO・ECOコミュニケーションズ」の活動の結果得られる資料集を報告書として提出を行なうものとする。

・各回の活動内容については、議事録を作成し、これを参加者による校正ののち、低平地研究会地盤専門部会ホームページに掲載し、会員へ活動報告にする。

・各回の発表者については持ち回りとする。

・各回の内容については、守秘義務を負うことがある。

・参加者は各回の冒頭に守秘義務契約書に署名を行なうようにする。
>>上記契約書の起草は島内氏と日野氏による。

5. 話題提供(佐賀大学低平地研究センター 日野剛徳)

・有明海沿岸道路、事業実施域における地盤環境問題に関する話題である。

・配布資料のカラー版については、後日、低平地研究会ホームページにアップロードする予定である。

・沿岸道路事業の概要に関して説明があった。

>>福岡県大牟田市から佐賀県鹿島市を結ぶ、総延長55kmの自動車専用道路
>>佐賀県政下の計画帯ではボーリング調査が実施されている
>>50m級が約3km間隔で、30m級が約500m間隔で実施された
>>ボーリング調査は、短期間のうちに実施されたことが特徴として挙げられる
>>試験内容については、調査担当の事業所によるバラつきが生じないように指導を行った
>>調査区間は処女地盤ばかりである
>>各ボーリングでの調査内容を高精度で取得している
>>シンウォール内の利用手順についても細かく指示した
>>佐賀・低平地の成り立ちについて解説があった
>>縄文海進と海岸線の変化
>>完新世:10000年前から現在までに形成された堆積層
>>以前の「沖積世」にあたる
>>「洪積世」、「洪積層」 -> 現在は「更新世」、「更新統」
>>干満差6m、有明海の反時計回りの潮流に影響され、形成されていった
>>干満や潮流といった海象は、およそ8000年前から生じていたと考えられる
>>特徴的な堆積のメカニズム
>>河川による粒子の運搬
>>有明海潮流等による粒子の巻き上げ
>>河川上流にまで遡上する粒子
>>六角川の例:30km上流でも海由来の粒子が確認されるが、塩分は検出されない
>>堆積物は河川により運搬された山由来のものと再遡上した海由来の粒子で構成されている
>>地質学の観点から、縄文時代、弥生時代、江戸時代といった時期の海岸線が求められている
>>300年前くらいから、人為的に干潟が形成されていった
>>江戸期には高度な干拓技術を有していた
>>他国の干拓:オランダの事例が紹介された
>>沿岸道路実施域における堆積の年代は次のとおり
>>1800年前、300年前に形成された部分が一部にみられるのみで、残りの部分については現在までに堆積し、形成された部分である
>>沿岸道路の実施域は地質的に2つの区分に分けることが出来る
>>区間内の軟弱粘土は平均14mの厚さで堆積している
>>堆積環境について復元を行った
>>50m級ボーリングを基準コアとして用いている
>>火山灰、貝殻といった混入物などから堆積環境を推定する
>>火山灰:鬼界アカホヤ層、年代の推定が可能
>>貝殻:堆積場の水深の推定が可能
>>例:ボリガイの存在は堆積場が潮下帯であったことを示す
>>堆積環境の復元を行なうことで、当該地盤が見せる土質特性に関した数値のばらつきについて説明を与たり、数値解析において適切なモデル作成のための参考資料が提供できる、といった事が考えられる

6. 質疑等

「資料中の土質柱状図に記載されているシルトの部分は粘土ではないのか?」(親和テクノ:中村)

「皆さんの意見を伺いたい」(低平地:日野)

「下山先生がコア観察のおり、指摘したものを記載している」(日本地研:山下)

「あくまで土質試験により判明した日本統一土質分類に従う名称を柱状図に記載してはどうか。学会などの基準に則って判断した結果を記載するようにするなど。」(島内エンジニア:島内)

「ボーリング調査のうち、50m級と30m級とでは観察者が違っており、その差が出ているのかもしれない」(低平地:日野)

「コアが比較できるような箇所で、表記に違いが生じる場合について検討を行ってみてはどうか。」(親和テクノ:中村)

「堆積物中の貝の見分けというものは、一般の者でも可能か?」(日本地研:野村)

「難しいと思われる。見つかれば有明粘土、といった程度かも」(低平地:日野)

「貝を見分けることによる、土の分類におけるメリットは何か?」(日本地研:野村)

「堆積環境が大きく変化している箇所を見付けられる可能性はある」(低平地:日野)

「柱状図に示される海岸線はどの状態のことを言っているのか?」(親和テクノ:古賀)

「平均海水面を示している」(低平地:日野)

「干満差が大きい、巻き上げが生じた箇所と土質定数などの関係といったものはあるか?」(島内エンジニア:島内)

「今のところない」(低平地:日野)

「現在の地形から土質定数を読み解くといったことはやられているか?」(島内エンジニア:島内)

「そのような取り組みが成されたこともあったが、出来ないと考えられる」(低平地:日野)

>>堆積環境は高精度で判別可能となっている
>>塩濃度、ORP、pHなどの指標を用いて検討する
>>有明粘土では塩分溶脱が生じている
>>通常、粘土の表層のわずか下でも貧酸素の状態である(ORPは"-"の状態)
>>芦刈コアで、ORPは"+"を示す
>>自然的変化か人為的変化か不明、解明する必要がある
>>比較的堆積当初の状態を留めている
>>堆積環境の違いによって、軟弱地盤対策法が異なるかもしれない
>>堆積環境から軟弱地盤対策工への提言を行なう可能性がある
>>改良深さの提言を行なう
>>地下水環境への影響について検討を加える
>>堆積環境の変化のスピードによっては、対策工に対して提言を行なう
>>堆積環境の検討によって、沿岸道路実施区域での設計定数の区分が提案できる
>>堆積環境の変化によって、対策工法についてもエリア毎の区分が必要となる
>>粘土が置かれている堆積環境によっては、周辺の水環境の管理に注意が必要となる場合があることなど、あらかじめ予測し、対策を講じるなどの提言が可能となる

7. 次回開催について

・話題「改良土の劣化に関する問題」

島内エンジニア:島内氏、親和テクノ:古賀氏

・議事録

軟弱地盤研究所:喜連川氏

・日時

平成18年7月20日(木) 18:00より

・場所

佐賀大学理工学部6号館2F 多目的セミナー室

トップページ