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第3回低平地研究会地盤専門部会
「GEO・ECOコミュニケーションズ」議事録

日  時:平成18年8月24日(木) 18:00〜20:30

場  所:佐賀大学理工学部6号館2階 多目的セミナー室

参加者(敬称略・順不同):

日野  剛徳 佐賀大学低平地研究センター
福岡  仁   朝日テクノ株式会社
末籐  義博 松尾建設株式会社
中村  六史 親和テクノ株式会社
上保  繁幸 基礎地盤コンサルタンツ株式会社
山下  武志 日本地研株式会社
永池  誠一 日本地研株式会社
野村  正二 日本地研株式会社
喜連川聰容 株式会社軟弱地盤研究所
坂本  令   佐賀大学大学院工学系研究科課博士前期課程
岩切秀積   佐賀大学理工学部都市工学科4年生

1. 開会の挨拶と低平地研究会の講演会について(低平地・日野)

 ・「GEO・ECOコミュニケーションズ」のCPD申請について、活動内容の証明として“活動報告を行うWebSite”が活用できるか。

→ “活動報告を行うWebSite”が活用できるようにサイトを作成することとする。

 ・地盤専門部会の講演会について

→ 当該グループのメンバーが公演者となることは、さまざまな問題が生じる可能性があるため、避けたほうがよい。

→ 後日、日野よりあらためて相談予定。

2. 第2回「GEO・ECOコミュニケーションズ」議事録(案)のチェック

 ・話題提供者の島内氏(島内エンジニア)、古賀氏(親和テクノ)のチェック済み

 ・修正事項なし。

3. 話題「ダムの設計施工について」

 3.1 話題提供:福岡 仁氏(朝日テクノ株式会社)

 @堤体材料の賦損量調査と材料採取
 A堤体観測計器の挙動と土質試験結果
 BCSGに関する盛土事例
 C建設汚泥のリサイクル事例

 ・ダムの種類についての概略説明。(重力式コンクリートダム、アーチ式コンクリートダム、フィルダム)

 ・小倉ダム「新潟県佐渡島」での施工を例として説明。

 ・小倉ダムは中心遮水ゾーン型ロックフィルダム。

 ・フィルダムの基礎地盤は重力式コンクリートダムと比べて強度に対する制約が少ないが、浸透圧に対する対策は重要な検討のひとつである。

 ・グラウチング(カーテン、ブランケット)の目的と方法についての説明。

 ・堤体管理用として、間隙水圧計、浸透圧計など観測計器を100近く設置している。

 ・遮水材の材料については@締固め度A透水係数を管理項目としたが、土の特性によっては飽和度管理が必要である。

 ・堤体材料の賦存量については、事前調査結果と現状把握と他採取候補地の踏査及び土質試験を行うほうがよい。

 ・堤体材の試験盛土実施時に、間隙水圧計を設置しその挙動を把握しておくと有効であると思う。

 ・CSGの品質管理と施工方法について説明。

 ・CSG工法では現地発生材の有効利用が可能である。

 ・各関係機関においCSG工法への取り組みが展開され、今後、台形CSGとしてのダムの建設が期待されている。

 ・コスト縮減に向けたVE手法と適用事例の説明。

 ・VEとはValue Engineeringのことで、製品やサービスの「価値」を、それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、 システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法。

 ・施工だけでなく設計の段階から適応可能で、設計段階のほうが考えやすいのではないか。

 ・環境対策としての脱水ケーキの再利用についての説明。一例として、脱水ケーキを粉砕し、緑化基盤材と混合して厚層基材吹き付け材料に使用する方法を説明。

 3.2 議事等(●質問等、○回答・感想等)

 ○通常の構造物に対して管理項目が非常に多くまた厳格であり驚いた。(日本地研・野村、他)

 ●CSGとはソイルセメント材のようなものなのか?

 ●台形CSGとは形が台形で、安定させるために台形にするということか?

 ●遮水材をコアとしてその前後にCSGで腹付けする方法も取れるのか?

 ○セメントと砂と礫材を混合して固めたもの、厳密には違うかもしれないが、ソイルセメントに礫が入ったようなものに近い。最大粒径が75mmまでの礫が入ったもので、原位置での発生土を固めるもの。ただし、粘性分が多いと強度が期待できないため、砂分と4.75mm以上の適度な粒径の物が必要と思う。

 ○台形CSGの台形は形状のことで、重力式やフィルダムの中間程度の勾配のCSGダムを造ることが想定される。

 ○その方法も考えられるが、変形の特性が異なるため難しい。遮水材をアスファルトなどにするか、コア部分とCSGの間に緩衝材のようなものが必要となると考えられる。(朝日テクノ・福岡)

 ●遮水材料について、遮水材料は当然透水性が小さい材料となるはずだが、別の条件として圧縮性が小さいものというのがあるが、遮水を高めれば圧縮性も高まり、両者が相反する条件のような感じを受けるが、それについてはどのように考えればよいのか?(低平地・日野)

 ○粘着力もあって遮水もできるような材料検討が必要。また、礫も水は通さないので、粒度を的確に把握しマトリックスを如何(転圧仕様)にして空隙をなくすかが重要。相反する条件としては、フィルタも同じで、コアの特性とロックやトランジッションの特性からフィルタ則、パイピング則を満足するものにする必要がある。(朝日テクノ・福岡)

 ●沿岸道路などでも、実際にはダムの施工のような管理が必要なのだろうか?(低平地・日野)

 ○必要ないと考える。道路や河川は延長があるため、このような管理方法をとるとコストがかかる。(松尾建設・末藤)

 ○ダムの管理をしていた官の人が、道路のほうの管理をすると、いい加減な施工管理をしていると思われるかもしれない。(日本地研・野村)

 ○ダムでは遮水性について問われるが、道路では強度や密度を重要とするため、目的にあった管理手法が必要だと思う。(朝日テクノ・福岡)

 ●河川堤防も、断面形状はダムのような形状にしたほうがよいのか?(低平地・日野)

 ○必要ない。もっと断面を広くして抵抗を大きくするほうがよい。そうすれば、天端も道路として利用できる。(日本地研・野村)

 ●ダム底面の地質が凝灰角礫岩だったということだが、カーテングラウチングは効きにくかったのでは?(日本地研・野村)

 ○基礎は凝灰角礫岩と安山岩で構成されており、安山岩の自破砕の節理が大きな部分では苦労した。(朝日テクノ・福岡)

 ●施工中の水質管理については?(低平地・日野)

 ○六価クロム溶出試験や環境26項目の試験もしたが、常時の水質監視項目としてはpHとSSについて実施した。(朝日テクノ・福岡)

4. 次回の開催について

・話 題「浚渫土の盛土材料としての有効利用に関する研究」
松尾建設株式会社 真崎 照吉氏

・議事録担当
日本地研株式会社 永池 誠一氏

・日 時

平成18年9月28日(木) 18:00より

・場所 佐賀大学本庄キャンパス 理工学部6号館2階 多目的セミナー室

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