設置趣旨

センター外観

佐賀大学低平地沿岸海域研究センターは、旧佐賀大学低平地研究センターと旧佐賀大学有明海総合研究プロジェクトの合併改組に伴い、平成22年4月1日に6年間の時限のもとで新たに発足した組織です。





センター長挨拶

わが国の代表的低平地である佐賀平野は、干満差が最大で6mにも及ぶ有明海に面し、世界的にも屈指の超軟弱な有明粘土地盤上に広がった低平地です 。山地と海の境界に位置する低平地の多くは、生物活動や生産活動が地球上でも最も活発な場所ですが、その地形環境から水が集まりやすくかつ溜まりやすいため、宿命的に浸水被害や水質汚濁が生じやすい地域でもあります。また、軟弱な地盤のため地盤沈下や土構造物・建築物の不等沈下などの問題も抱えています。 さらに、佐賀低平地が面する有明海には全国の干潟面積の約40%が存在し、ムツゴロウなど独特の生き物を育む生物多様性の宝庫であり、ノリの養殖が盛んである一方、近年、環境悪化が著しく、その原因究明と解決策が求められています。

本センターでは、「低平地・沿岸海域」を切り口とする国内唯一の学術研究機関として、有明海およびその沿岸低平地の諸問題はもとより、アジアの低平地研究の中核的拠点として広く研究成果を発信するとともに、恰好の研究・教育フィールドを活かした国際的・地域的な研究・教育を推進しています。

低平地沿岸海域研究センター
センター長 荒木宏之