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 三浦・ベンジャミン・柴研究室OB・OG会






三浦哲彦先生
日 々 新 面 目
                         三 浦 哲 彦
(佐賀大学 理工学部 都市工学科)

 「旅じょうず」と目される人がいる。土地の歴史や食の情報を事前に収集し、句をひねり、短歌をしたためて旅情を心にとどめる。筆者の場合は反対の「旅べた」を自認している。目的地に直行して仕事を終えると、ホテルの近くで地酒と肴を楽しめればそれで満足である。そのような私でも、偶には思わぬ出会いに恵まれることがある。
 昭和62年6月、学会発表を終えた翌朝のことであった。列車が出るまでに2時間余りあったので、市内の適当なところ案内して下さいとタクシーにお願いした。「新潟は何もないヨ」と言いながらも、2・3の観光スポットの中から運転手が選んでくれたのは會津八一記念館であった。入り口で案内書を受け取り、書家であり歌人であった先生が残されたお仕事に目を通しながら2階の展示室に進んだ。読みとれない文字に難渋しながら、どうやら場所を間違えたようだ、と少し後悔しかけていたとき、一つの掛け軸の前で足が止まった。そして目の前の平易な四行文を読み終えたとき、なぜか私の心臓が鼓動しているのを感じた。早速に手帖に書き入れ、駅に戻ると便せんを買い求めてその場で書き写したのが「学規」である。

一、 ふかくこの生を愛すへし
一、 かへりみて己を知るへし
一、 学芸をもって性を養ふへし
一、 日々新面目あるへし

 自分はかくありたし、と考える生き方を見事に、一字の無駄もなく表現してくれた言葉との出会いであった。それ以来、自分が落ち込んでいるとき、調子づいてのぼせ気味のとき、安易な方へと心が傾いたとき、そして漫然と時間を過ごしているのに気づいたとき、「学規」を呟くことで心を引き締めたのは幾度にのぼろうか。いま、私たちを取り巻く環境が激しく変わりつつある。大きなうねりの中で自分を見失いそうな不安に駆られることもある。高波にもまれているのは国立大学も同じであり、人員・予算削減やエージェンシー化という高潮が目前に迫ってきている。このような状況の中でさえ、私にとって「学規」は頼りになる指針であり続けている。一日に一つ、何か新しいものを見いだそうと努め、一歩でも前進しようと心を砕いておけば、道は自ずから開けてくる、と思うのである。

出典「山口県の個人研究会にて」

 三浦先生の教官室のソファに座り、先生を眼前に研究打合せや論文打合せを行っていると、壁にかけられていた「学規」という額縁がよく目につきました。時折教官室における独特の重圧感から逃れたいときの目のやり場でもありました。いつしかその内容を諳んじることができるようになっていました。OB・OGの皆さんは、そのようなご経験はないですか?

 退官をある程度目前に控えられていたときの頃だと思いますが、先生の教官室で何かの打合せを行っていた折、「学規」の由来を知ることのできる1枚の寄稿文のコピーを手渡されました。以来、そのコピーは私の机の前に貼らせていただき、読み返しています。

 このページ立ち上げの手始めとして、その内容について皆さんにご紹介したいと思います。また、先生には適切な時期を見計らって、このページに対して何か寄稿いただければと思っています。

 実に1年越しのこととなってしまいましたが、先生の退官記念事業に関する内容を発信します。当日参加できなかったOB・OGの皆さんにとって、少しでもその雰囲気をお伝えすることができれば幸いです。

日野剛徳 記

 このページが三浦研究室OB・OGの皆さんにとってよき「集いの場」となることを願っています。ご寄稿をお待ちしています。

日野研究室スタッフ一同
會津八一記念館 會津八一記念館、行ってきました!

 去る平成16年7月7日(水)から9日(金)にかけて、第39回地盤工学会全国大会が新潟で開催されました。前の新潟大会から数えて17年目のめぐり合わせです。一時は体調不良で参加を見送りかけましたが、根上武仁先生や今村敬博士の支えをいただき、何とか参加...

特集:三浦哲彦先生が古希を迎えられました
 
三浦哲彦先生が古希を迎えられました

 三浦・ベンジャミン・柴研究室OB・OG各位におかれましては、益々ご健勝にご活躍のこととお慶び申し上げます。

 三浦哲彦先生が佐賀大学を退官されて、5年目を迎えました。先生は株式会社軟弱地盤研究所を設立され、技術者育成を中心にさらなる活躍の場を拡げられています。

 さて、先生は、平成19年にめでたく古希を迎えられました。去る平成19年8月10日(金)、ホテルニューオータニ佐賀に先生と奥様をお招きし、26名のOB・OGの出席のもと、めでたく古希祝賀会を催しました。

 三浦・ベンジャミン・柴研究室OB・OG会としては今後、さらなる通信網を確立したく、ぜひ周囲のOB・OGのことも含め下記による各位の情報をご教示いただきたく、変わらぬご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

 お寄せいただいた情報は厳密に管理させていただくとともに、OB・OG会関係以外には一切使用しません。

 本件についてご不明な点などございましたら、ぜひ事務局までご照会下さい。

@ご氏名
Aご卒業年
BE-mail(携帯メールの場合は文字制限の有無等ご教示下さい)
CE-mail以外でのご希望通信方法等

三浦・ベンジャミン・柴研究室OB・OG会事務局:
喜連川聰容(H15卒) (株)軟弱地盤研究所内
E-mail:kirekawa@earth.ocn.ne.jp
 TEL:0952-41-8840
URL:http://www18.ocn.ne.jp/~nanjaku/

 
中国・上海交通大学・沈水龍教授による撮影
 
お礼のことば

 私の古希を祝ってくださり誠に有り難うございます。第一線で活躍されている皆さんに時間を割いていただいた上に、種々お心遣いを頂戴して妻陽子ともども心から厚く御礼申し上げます。また、ご多忙の中お世話いただいた方々には重ねて感謝の意を表します。

 還暦祝いの集合写真は自宅に飾っていて折に触れて懐かしく拝見しています。何故か、あれから10年を大きく超える年月が過ぎ去ったように感じています。多分、そのあと大学での6年間では残ったエネルギーを大方使い果たし、退職した後は研究所を開設して不慣れな経営に緊張した4年間を過ごしてきたという経験を挟んでいるからでしょう。

 振り返って反省することは多々ありますが、その一つは若いときに自分自身を客観的に批判する習慣を身に付けていなかったことです。経営者の方々と交流するなかでこのことに気付かされました。“日暮れて道遠し”ではありますが、資質改善のために総合雑誌を定期購読し、新刊書をできるだけ多く買うようにしています。たまには速読トレーニングも実行しています。

 近ごろ気になっているのは、わが国のインフラ整備を担っている皆さんの社会的役割と立場のことです。仕事に打ち込み研鑽に励んでいる技術者の努力が正当に報われていない現状は何とかならないものか苛立ちを覚え、己の力不足を嘆いています。その中で、竹村公太郎さんの著書や論説にふれると少しの救いと将来への光を感じ取ることができます。

 数日前ミネソタの橋梁が突然落下したのは大きなショックでした。社会資本のアセットマネジメントについて真摯に取り組むべしとの警鐘だと受け止めました。この課題解決は次世代の皆さんにお願いするしかありません。互いに切磋琢磨し、視野を広めて社会的役割を果たし技術者の立場を高めていただくようお願いします。私に残された時間は微力ながら応援に使いたく思います。

 最後に、皆さんのご活躍とご健勝を祈念してお礼のことばといたします。

平成19年8月10日

三浦哲彦

 
古希祝賀会写真集

※1 クリックすると実サイズの画像が現れます。ダウンロード下さい。

※2 事務局からお詫びです。当日持参したカメラの調子が悪かったらしく、多数撮影を行ったのですが、ピンぼけの写真が多数を占めてしまいました。この中から配信に値するものを抜粋して掲載しています。お許し下さい。

特集:三浦哲彦教授のご退官
コミュニケーション能力を磨く 三浦哲彦
佐賀大学名誉教授/(株)軟弱地盤研究所
研究室の思い出 喜連川聰容
佐賀大学大学院工学系研究科博士前期課程
三浦哲彦先生の退官記念事業 日野剛徳
佐賀大学低平地研究センター
三浦哲彦教授退官記念事業写真集1 撮影者 荒牧軍治先生
 
 
 
三浦哲彦教授退官記念事業写真集2 撮影者 日野
 
都市工学科・低平地研究センター退官記念パーティ 撮影者 根上武仁先生
 
 
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