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 佐賀県有明水産振興センターとの研究協議






 平成16年6月30日(水)、佐賀県有明水産振興センターを訪れてきました。有明海の浮泥・底泥における物質の循環に関する研究、底棲生物の食物連鎖に着目した物質の循環に関する研究、平成15年度から新たな問題として浮上し始めた謎の浮遊物の発生メカニズムに関する研究、などに関して、情報収集と今後の研究協力体制を築くための訪問です。センターからは、後藤政則副所長、川村嘉応博士、伊藤史郎博士がご対応下さいました。当方からは、九州大学山中寿朗博士、同下山正一博士、日本建設技術(株)牛原裕司氏、今村センター講師および日野の5名で訪問に臨みました。

 一通りのメンバー紹介の後、まずは山中博士によるAVS(酸揮発性硫化物)に関するミニ講義を行っていただき、水産・理・工の各分野における解釈の違いに関して整合性を図りました。続いて、昨今の有明海問題に関して協議を進め、海苔問題と底棲生物との間の相互影響を明らかにしたいこと、現干潟の質の評価に関すること、特に有明海が健全であった頃の干潟と現干潟との間に認められる違いについて明らかにしたいこと、低平地域における化学的地盤改良問題が有明海に及ぼす影響について見極めたいこと、などのことで意見の一致を見ました。

 上述した有明海海底地盤に関する問題は、今後山中博士を中心に組織力を強めて解明に臨みます。水産学、有機化学、安定同位体地球科学、環境地質学、計算工学、地盤工学の各分野の融合がどのような真理を導き出せるのか、今からたいへん楽しみです。

日野剛徳 記
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