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 第39回地盤工学会研究発表会への参加






第39回地盤工学研究発表会

技術展示コーナーでの1コマ

新潟地震の爪跡(昭和大橋)

お土産購入の1コマ

お土産

今村博士、昇天

記憶の新しいうちに原稿作り、っと

 平成16年7月7日(水)から9日(金)にかけて、第39回地盤工学会研究発表会が開催されました。日野研究室関係では、今村博士と日野が参加し、それぞれ発表してきました。先に体調を崩した関係で、一時本学会への参加は見送ることも考えていましたが、理工学部都市工学科根上武仁博士と今村博士に支えられ、無事出席を果たすことができました。お2人にはたいへん感謝しています。

 今村博士は初日の第1セッション(9:00〜10:30)、地盤環境(調査技術)に関するグループの中で、「音響底質探査装置を用いた有明海底浮泥・底泥の広域堆積調査結果と海底構造物の形状判定」に関する研究発表を行いました。質疑応答では、座長から浮泥・底泥層厚の判別の根拠、などのことについてコメントが寄せられました。新規装置を用いて研究を始める場合の各種検定作業は欠かせないものであり、既に検討済みであると答えることで問題なしとしています。

 日野は2日目の第2セッション(10:40〜12:10)、地盤材料(粘性土、セメント・ベントナイト他)に関するグループの中で、「有明海湾岸低平地域における沖積粘土の石灰系地盤改良に関する物理化学的考察」に関する研究発表を行いました。有明海では平成15年度から謎の浮遊物の発生が認められるようになり、この一因に陸域における石灰系地盤改良の影響が挙げられています。この問題を見極める端緒としての発表だったのですが、有明海異変の問題は複雑なこと、陸域−海域間における石灰系地盤改良に関連する物質循環挙動は未だ解明されていないこと、等々で内容をよくまとめきれず、この影響がセッション分けなどに及んでしまったのではないかと思います。当該セッションの座長にはご迷惑をおかけしたことと思います。質疑応答では前述した支離滅裂さがやはり指摘され、改めて説明を試みましたか果たして納得していただけたかどうか。猛省して次の展開に結び付けねばと思いました。

 本学会のツアーコンダクター的役割を担って下さった根上博士も2日目の発表でしたが、私の発表と同会場で第1セッション、地盤材料(粘性土、物理化学的性質)に関するグループでの発表でした。このセッションには目下根上博士や日野も精力的に概要を投稿し続けているところですが、今回はコンシステンシー特性の考え方に関する内容が目立っていたように思います。このコンシステンシー特性、実は佐賀大学ではユニークな考え方を持っており、これを支持する内容の一部が今回の根上博士の発表であり、ひいきを認めつつも多くの示唆に富むように思えましたが、これまた参加者の方々にご理解いただけたかどうか。いずれにしても佐賀大学が一層頑張らなければならないことは論を待ちません。

 根上ツアーのグループは2日目までで全て発表を終えましたので、3日目はそれぞれ興味あるセッションへ散会しました。日野は途中、(独)港湾空港技術研究所田中洋行博士率いるJGS ATC12国内委員会の会議に出席し、今後の動向等について議論を交わしてきました。また、今村博士と日野は、午後からはディスカッションセッション「都市地盤情報−社会が共有する知的財産」に参加し、質問しました。もう10年程前になりますが、当時の(社)土質工学会「堆積環境が地盤特性に及ぼす影響に関する研究委員会(陶野郁雄委員長)」による活動の結果、我が国における代表的平野に関する数々の新知見が見いだされましたが、その後関東平野ではさらに研究が進み、当時の知見に関していくつか変更が生じているのがわかりました。今後さらに情報収集し、このホームページで詳細にご報告したいと思います。以上、お仕事のご報告まで。

 以下はお仕事以外の新潟活動報告です。日野の一大目標であった會津八一記念館への訪問は、別に詳述しましたのでそちらをご覧いただけると幸いです。

 大会前日に新潟入りし、10日(土)に佐賀に戻る行程でした。うまい地酒と土産を持ち帰るべく、2日目以降は連夜その情報収集でした。この行動は実に高コスト化しました。新潟入りした初日の夜は、杉谷和彦氏と(株)親和テクノ古賀浩史博士からのお誘いをいただき、根上ツアーのグループ一同たいへんご馳走になりました。誠にありがとうございました。大会終了を迎えた9日の夜は、三浦先生と柴先生に合流し、大いに盛り上がりました。その結果、今村博士は翌10日、完全に昇天しました。

 高コスト化の甲斐もありました。滞在3日目にして行き着いたお店で有益な地元情報を入手し、一風変わった土産を持ち帰ることができました。

 また、大会期間中、偶然にも同じ会場で「大英博物館の至宝展」が開かれていたのは幸いでした。2日目の午後はセッションがありませんので、昼飯の時間帯を我慢して見学に行きました。「花より団子」という言葉と葛藤しながらの見学でした。

 酒蔵探訪もたいへん興味深かったですが、さすがに新潟市内から離れたところにしかそれはなく、実現しませんでした。ちなみに、我らのイメージする新潟は日本酒処ですが、新潟市内ではむしろ焼酎が流行っているとのことでした。最後に新潟市内は、新潟地震以降市民の皆さんの復旧の努力も当然のことながら、結構「箱モノ」がしっかりしている都市の印象を受けました。

日野剛徳 記
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