ただ今のページは /今昔物語/碇佳朗君のご逝去を悼む です
前のページに戻る

 碇佳朗君のご逝去を悼む






碇佳朗君の卒論発表
 平成19年3月卒業の碇佳朗君は、去る平成20年2月26日に逝去されました。衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 研究室における第43回地盤工学研究発表会への投稿も無事に乗り切り、その日は早めに帰宅したところに北村君からの携帯。何事かと通話ボタンを押せば、碇君の突然の訃報。実際は一瞬だったのでしょうが、そのときは長く思考が停止したように思います。気を取り直して詳細を尋ねるも、何もわからずじまい。直ちに情報収集を始めましたが、その間はひたすら嘘であってほしいと願い続けました。何とかご家族へのご連絡にたどり着き、いよいよ事実を突きつけられることになりますが、それでも実際にこの目で確かめるまでは彼の訃報を認めたくないところがあり、やもたまらず北村君・畑田君とともにご自宅に駆けつけました。

 ご自宅で碇君と対面して、完全に言葉を失ってしまいました。悲しみに暮れるご家族の皆様の前で、碇君の棺の側を離れず肩を震えさせる北村君・畑田君の背後で、ひたすらご冥福をお祈りすることしかできませんでした。

 碇君のお通夜・お葬式には、実にたくさんの大学の仲間達が駆けつけてくれました。これだけでも、生前の碇君の人柄の良さがかいま見られます。碇君は、今時の学生の中ではめずらしく規則正しい研究室生活を全うし、早朝から深夜にかけてゼミ・研究を淡々と進め、それでいて友人間の親睦を忘れることなく、本当に立派な研究室のムードメーカーでした。平成18年度の低平地研究会地盤専門部会「GEO・ECOコミュニケーションズ」では、メンバーの前で堂々と研究成果を発表し、メンバーの興味深さの裏返しである実に多くの質疑応答に立派に答えていました。これらのような頑張りだけに、碇君にはぜひ土木学会西部支部で発表させてあげたかった、土木学会や地盤工学会の全国大会で発表させてあげたかった、いずれ大学院に戻ってまた勉強したいですとの思いに答えてあげたかった...いずれも後の祭りとなった今は、せめて生前の碇君の研究業績を讃えて後継に引き継ぐとともに、査読付論文としての投稿を果たすことが残された者の使命だと考えています。

 末筆となりましたが、まずは碇君のお通夜・お葬式に駆けつけて下さった同期の学生の皆さん全てに、この場をお借りし厚く感謝の意を表します。荒木宏之センター長ならびに理工学部都市工学科の根上武仁先生には、楠志会からのご弔電の手配をいただきました。林重徳先生ならびに末次大輔先生からは、ご弔電をいただきました。林研究室の学生の皆さんは、特に一部の皆さんは当日に重い現場を抱えて疲れていたであろうにも関わらず駆けつけて下さいました。北村・畑田各君とは、長い間悲しみを共にしました。坂本君は遠方からよく支えてくれました。田中・岩切・大神各君が駆けつけてくれました。北村・岩切両君は弔辞に臨んでくれました。19年度研究室メンバーの田口岳志博士ならびに三浦・山北両君にはお花をお供えいただきました。以上の全ての皆様に、心から感謝申し上げます。

合掌

平成20年2月28日

日野剛徳

前のページに戻る